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都市緑化
都市緑化に関する話題を掲載して参ります。
身近な樹木
私が学生の時、東京都練馬区において幹の胸高直径が30cm以上の樹木の本数を数えました。
何本あったと思いますか?
もちろん一人で数えたわけではありません。メンバーが10人くらいはいたかな?2週間くらいかかったかな?
ずっと昔のことで、人数も期間もうろ覚えです。
私は学生に言います。その全部の樹種がわかるようになるのは大変だから、まず9割の樹種を知ってほしい。
樹木の名前が全くわからないと図鑑を見る気にもなれませんが、10本中9本がわかるようになれば、残りの1本については図鑑を調べる気になってくるでしょう。
いや、10割も9割もあまり変わらないでしょう!
と思われたかもしれませんが、実はこれは大きな違いです。
では、1番多かった樹種は何でしょう。それは何本くらいあったでしょう。
1種類の樹種を知るだけで、本数にすれば約1/4になってしまうのです。
そしてわずか十数種類の樹種を知るだけで本数にすれば9割を超えてしまうのです。しかもその中からイチョウ、松、桜など誰でも知っている樹種を除けば9割の目標を達成するのはとても簡単なことです。ただし松や桜は単一種ではありませんので、それらの区分を含めるともう少し多くにはなってしまいますが。
道路に木を植える理由
唐の国への留学から帰った普照法師は、唐の国に倣って街道に樹木を植えることを奏上しました。
その時に樹木を植える主目的は何だったでしょうか。
並木を造る主要な目的は時代によっても変わり、樹種も変遷を辿っています。
普照法師は鑑真大和上を招請したことでも有名な方です。
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